
普段は「重厚な戦争映画」ばかり観て脳みそを殴られている私ですが、今回は趣向を変えて、切なさで胸が爆発しそうな韓国の青春映画『君と僕の5分』を観てきました。
しかも運良く監督の舞台挨拶回のチケットをゲット! 上映後のホクホクした感情のまま、この最高&切なすぎる作品のレビューを書き殴りたいと思います。
奇跡の遭遇!オム・ハヌル監督の舞台挨拶が尊すぎた
映画が終わって余韻に浸っているところに、オム・ハヌル監督が登壇。これだから平日の映画館巡りはやめられません。
監督自身のJ-POPや日本カルチャーが好きだった10代の頃の実体験をもとに脚本を書いたそうで、作品に込めた並々ならぬ愛を生の声で聞けて大興奮でした。映画のバックボーンを知ってから思い返すと、どのシーンも愛おしさが倍増します。パンフレット、秒で買いました。
主人公ギョンファンがとにかく「可愛い」
2001年という、まだ日本の文化が厳しく規制されていた時代の韓国。 周りから「オタク」とからかわれながらも、1人でコソコソMP3プレイヤーでJ-POPを聴いている転校生の主人公ギョンファン。
……いや、もう、とにかく可愛いんですよ!!
子役出身のシム・ヒョンソくんが演じているのですが、あの「ちょっとオドオドした子犬感」と、好きなものを語る時のキラキラした目のギャップ。 観ているこっちが「おばちゃんが美味しいタコライス奢ってあげるからね!」と保護者面したくなるような可愛さでした。
相手役のジェミンが「菅田将暉」に似てて完全に沼
そんな孤独なギョンファンに近づく、クラスの人気者で学級委員のジェミン(ヒョン・ウソク)。 彼が登場した瞬間、私の脳内センサーが激しく反応しました。
「待って……ちょっと若い頃の菅田将暉に似てない……!?」
あの涼しげで物憂げな目元、どこか影のある雰囲気、そしてちょっと気だるそうな佇まい。まさに「韓国の菅田将暉」と言っても過言ではない圧倒的なオーラ。 そんな彼が、ギョンファンとバスの中でイヤホンを片方ずつ分け合ってJ-POP(まさかのglobe!)を聴くシーン。
エモすぎて、心のなかで五体投地しました。
あの1本のイヤホンで繋がっている「5分間」の空気感。甘酸っぱさと、いつ壊れるか分からない危うさが同居していて、スクリーンを凝視しながら息が止まりそうでした。
青春のきらめきと、その裏にある「残酷さ」
日本の音楽を共有することで、2人だけの「秘密の領域」を作っていく前半は文句なしに最高です。 しかし、物語は単なる「爽やかなボーイズラブ・青春モノ」では終わりません。
ある秘密の告白をキッカケに、2人の関係や周囲の態度が一変していく後半。 思春期の男の子たちのコミュニティの狭さ、移ろいやすさ、そして時代背景が絡み合ういじめやヘイトの描写は、これまでに観てきた戦争映画とはまた違う「日常に潜むリアルな残酷さ」があって、胸がキリキリと痛みました。
言葉ひとつ、態度ひとつで世界がガラリと変わってしまうあの10代の脆さは、国や時代が違えど共通するものがありますね。
【まとめ】ノスタルジーと切なさに溺れたい人は今すぐ映画館へ!
J-POP(globeのDEPARTURESとか最高すぎた!)が彩るノスタルジックな映像美と、少年たちの揺れる心理描写。 胸キュンして、エモさにのたうち回って、最後はちょっと切ない余韻で胸がいっぱいになる、極上の青春映画でした。
菅田将暉系のイケメンに溺れたい方、子犬系男子を守りたい方、そして90年代〜2000年代初頭のカルチャーが好きな方は、ぜひ劇場の大きなスクリーン(と素晴らしい音響)で浴びてきてください!
さて、映画で心がすっかりエモくなってしまったので、午後はタイミーで無心になって事務作業のデータ入力をこなして理性を書き戻してきます。
以上、現場の映画館からお届けしました!